春と秋が消えた「二季」のいま、なんだか調子が出ないこと、ありますよね。そんないま大きな注目を集めているのが「薬膳」です。でも「薬膳ってまずそう」「めんどくさそう」と思っていませんか? 『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』(ダイヤモンド社)では、伝統的な薬膳の知恵を現代のライフスタイルに落とし込み、誰でも気軽に試せる身近な食材を使った食べ方を提案。地球温暖化があっても変わらない、太陽の動きに合わせた暦「二十四節気」を軸に、季節ごとの食の知恵を紹介していきます。

クアトロフォルマッジPhoto: Adobe Stock

「土台の食」で、不安を受け止める

 春分の頃は、年度の切り替わりで環境が大きく変わりやすい時期。自分自身の変化はもちろん、家族やパートナーの環境が変わるだけでも、心には静かな負荷がかかるもの。

「新しい場所にちゃんとなじめるかな」「みんなについていけるだろうか」。

 そんな不安や緊張を感じるのは、とても自然なことです。うまくいかない日があっても大丈夫。「私だけが大変なわけじゃない」と、どっしり構えてみましょう。

 その“どっしり感”を支えてくれるのが、「土台の食」です。土台がしっかりしていれば、ぐらついた心も少しずつ落ち着きを取り戻します。

春分の「心」を整える食材

▼抹茶…香りが気をめぐらせる
▼はちみつ…やさしい甘みが心をゆるめる
▼カマンベールチーズ…気と血をやさしく補う

クアトロフォルマッジ
(はちみつがけのチーズピザ)

 宅配ピザを頼むときは、食事用のピザに加えて、デザート感覚でクアトロフォルマッジをオーダー。数種類のチーズに、はちみつのやさしい甘みが加わることで、気血を補い、心をゆるめられます。
 春分らしい“ごほうび薬膳ピザ”になります。むくみや胃もたれが出やすい人は、量は控えめに。

カマンベールチーズのはちみつがけ

 カットしたカマンベールチーズに、はちみつをひとたらしするだけ。
 チーズ(牛乳由来)は気血の土台を養い、はちみつは胃腸をいたわりながらエネルギーをやさしく補います。
「ちょっと疲れたな」「明日に不安がよぎるな」という日の、心強いひと口になります。

抹茶ラテ
(はちみつ入りも◎)

 抹茶の香りは滞りがちな気のめぐりをスッと整え、牛乳は疲れやすい春の体にやさしくエネルギーをチャージしてくれます。
 温かい抹茶ラテを飲むことで、心と体の緊張がほどけ、落ち着きを取り戻しやすくなります。

抹茶プリン

 卵と牛乳を使ったプリンは、「気血を補う頼もしいスイーツ」。
 そこに抹茶が加わることで、香りとめぐりの力もプラスされ、心と体の土台になります。

新茶でいれる緑茶

 春から初夏にかけて出回る新茶や、香りのよい緑茶は、春分のゆれやすい心にぴったりのお茶です。
 緑茶は体を冷やしやすい面もあるため、この時期は温かいお茶で、ゆっくり味わうのがおすすめです。

※本稿は『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。