春と秋が消えた「二季」のいま、なんだか調子が出ないこと、ありますよね。そんないま大きな注目を集めているのが「薬膳」です。でも「薬膳ってまずそう」「めんどくさそう」と思っていませんか? 『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』(ダイヤモンド社)では、伝統的な薬膳の知恵を現代のライフスタイルに落とし込み、誰でも気軽に試せる身近な食材を使った食べ方を提案。地球温暖化があっても変わらない、太陽の動きに合わせた暦「二十四節気」を軸に、季節ごとの食の知恵を紹介していきます。
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太陽に負けない、動ける体作り
春分を過ぎると、太陽のエネルギーは少しずつ強まり、自然界は「動く季節」へと向かいます。本来なら、人の体もそれに合わせて、のびのびと活動的になっていく頃です。朝晩と日中の気温差が大きく、体は思っている以上に消耗しがち。
そこへ湿気が増え始めることで、体の中に「余分な水分の重さ」がたまりやすくなります。
春分の体ケアで大事なのは、きちんと食べてエネルギーを補うこと、めぐりを整えること、冷たい飲み物や冷たい料理を控えること。この3つを意識して、自分のペースで動ける体作りを心がけましょう。
春分の「体」を整える食材
▼新じゃがいも…気を補い、エネルギーを満たす
▼アスパラガス…水のめぐりをよくし、老廃物を排出する
▼しいたけ…余分な湿気をさばき、めぐりを整える
ポテトサラダ
手作りでも、市販でもOK。
・じゃがいもは、気を補い、エネルギーの土台をつくる食材
・マヨネーズのコクで満足感が出ますが、体調に合わせて量を調整しましょう。
きゅうり、にんじん、ツナなど、他の具材が入っていても問題ありません。「今日は少し体が重いな」と感じる日の一品に。
新じゃが、アスパラ、にんじんの三色炒め
アスパラガスは、体の中の水のめぐりを助け、余分な水分を外へ出して、体を軽やかに整える食材。
新じゃが、にんじんと合わせれば、春分らしいバランスの一皿になります。
【作り方】
・じゃがいも、にんじんは細切りに、アスパラガスは食べやすい長さに切る。
・フライパンに油を熱し、じゃがいも、にんじん、アスパラを炒める。
・火が通ったら、塩、こしょう、しょうゆ少々で味を整える。
味つけは、バターしょうゆ、塩、こしょうなど、好みでアレンジOKです。
新じゃがとしいたけの甘辛煮
しいたけは、体にたまった湿気をさばき、気血のめぐりをなめらかにします。
新じゃがと一緒に煮込むことで、「体はすっきり、心はほっこり」落ち着く養生おかずになります。
冷めてもおいしく、お弁当にも使える、春分向きの定番煮物です。
【作り方】
・新じゃがは皮つきのまま大きめのひと口大に切り、水にさっとさらして水気を切る。
・しいたけは石づきを取り、食べやすい大きさに切る。
・鍋に油を熱し、新じゃがとしいたけを軽く炒める。
・だしまたは水をひたひたに注ぎ、しょうゆ、みりん各大さじ2、砂糖小さじ1を加えて落としぶたをし、中火~弱火でコトコト煮る。
・汁気が少なくなり、とろりと照りが出てきたら火を止めて完成
※本稿は『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。



