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日本人は休むことに抵抗を感じがちだ。そのような人は、自分自身を労わる「セルフコンパッション」を知らないのかもしれない。休みへの罪悪感を減らし、仕事のパフォーマンスを上げる、その実践方法とは?※本稿は、スタンフォード大学認定コンパッションアンバサダーの鈴木亜佐子『スタンフォード式 最高の休み方』(すばる舎)の一部を抜粋・編集したものです。
まずは休むことの
罪悪感を克服することから
「休むべきだと頭ではわかっているけれど、罪悪感が消えない」――そんな感情を抱えている人は多いでしょう。
日本社会では、特に「働き続けること」が美徳とされ、休むことに対してネガティブな感情を抱きがちです。その結果、多くの人が「休むこと=怠けること」という誤った認識を持ち、無理をして働き続けてしまう傾向があります。
ここで役立つのが、「セルフコンパッション(自己への思いやり)」という考え方です。このスキルを身につけることで、休むことへの不安や焦りを軽減し、休息を「自己投資」として前向きに捉え直すことができます。
セルフコンパッションは、心理学者クリスティン・ネフ博士によって提唱された概念で、自分自身にやさしさと思いやりを持つことを指します(注1)。これには、働きすぎなどによるプレゼンティーズム(編集部注/心身の不調を抱えたまま出勤し、生産性が低下した状態)やバーンアウト(編集部注/燃え尽き症候群)を防ぎ、自分の能力を最大限に引き出すための鍵が隠されています。
(注1)クリスティン・ネフ著、石村郁夫、樫村正美、岸本早苗、浅田仁子訳『セルフ・コンパッション[新訳版]』金剛出版、2021年







