またNRI生活者1万人アンケート調査(金融編)において、世帯年収1500万円以上で、夫婦ともに個人年収が約700万円以上である方はN=29名で、その中で子ありと回答した方はn=20ほど出現しており、同様の傾向が見て取れます。

 過去に子どもを持たない選択をするDINKSという家族形態が注目を集めましたが、スーパーパワーファミリーは子どもを有しながら豊かな生活を送っているという実態があります。

持家で支出を抑えつつ
資産運用で賢く資産形成

「スーパーパワーファミリー」は、大手企業に勤める共働き世帯が30代後半で突入し始めるケースが多く、年代分布としては40代、50代が中心であると思われます。夫婦ともに30歳前後で個人年収1000万円(世帯年収2000万円)が見え始め、管理職に登用される30代後半から、個人年収が1500万円となり、「スーパーパワーファミリー」の仲間入りをするイメージです。

「スーパーパワーファミリー」の金融資産残高については、個々の支出状況やライフイベントによる変動があるため、一概に断定することは難しいものの、50代で金融資産を1億円近く保有する可能性が高いと考えられます。

 例えば、30歳前後から世帯年収1500万円を超え、40歳で世帯年収3000万円を超えるようなケースを前提とすると、持家などで支出を押さえつつ、積極的に預貯金や運用に取り組む世帯では、50代で1億円近くになるケースも想定できます。

 さらに、確定拠出年金などの企業年金分を含めると、退職時には一定の金額の金融資産を保有することが見込まれます。40代以下のパワーカップルは住宅ローンなどの借入があったとしても、近年の相場環境から期待される資産運用利回りを前提に、借金をしつつも資産運用にお金を積み立てる傾向にあります。

「スーパーパワーファミリー」が
お金をかけている分野は?

 具体的な「スーパーパワーファミリー」の消費支出の実態を詳しく見ていく前に、データで見られる範囲で、一般的な共働き世帯と高所得共働き世帯の消費の違いを把握しましょう。