家族との時間を大切にする外食や、健康のためのサプリメントや寝具といった、豊かさを求めるための消費性向が高く、一般的なマス層との大きな違いと言えそうです。

図表:消費支出の違い同書より転載
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高価な服を買うときに
重視しているポイント

 先ほどの家計構造調査の分析結果を踏まえると、フローリッチ世帯(編集部注/世帯年収1000万円以上世帯)はファッションへの支出性向は高いと考えられます。

 しかし、「スーパーパワーファミリー」のファッションに対する支出の中身を詳しく見ると、何でもかんでも高級品を買うわけではなく、彼らならではの「お金をかけるポイント」があることがわかります。

〈「スーパーパワーファミリー」の消費行動/ファッション・嗜好品消費など〉

・スーツはお客さんから見えるものなので多少いいものにしていますが、スーツ以外はファストファッションで、いわゆるブランドにはあまり関心がないです。あとは、基礎化粧品にはお金をかけてデパコスを。ファッションではないですが、ベッドにもお金をかけて高額なマットレスを使っています。(50代女性)

・お互いに仕事で使うアイテムは『勝負服』というイメージです。いいものを使って買おうね、という感じで百貨店にてオーダーメイドしたものを着ています。数十万円するようなバッグなどは、以前は買っていましたが、最近は手を出していません。(40代男性)

・カバンやアクセサリーは子どもが生まれた時など、記念のタイミングで買うことが多いです。健康グッズや美容グッズは買ってしまいます。昔買ったルームランナーなどは置きっぱなしになっています。(50代女性)