「Sora」を捨てたOpenAIが全力で取りにいく「AIビジネスの金脈」とは? Photo:JIJI
「Sora」終了――突然の発表に世界がざわついています。「儲からないから」「ディープフェイクや著作権訴訟リスクを恐れたから」とネガティブな理由ばかりが囁かれていますが、OpenAIの真の狙いは別にありそうです。世界を激変させる“もっと前向きな理由”とは?。(百年コンサルティングチーフエコノミスト 鈴木貴博)
この連載の記事は、著者・鈴木貴博さんをフォローするか、連載『今週もナナメに考えた 鈴木貴博』をフォローすると最新記事をメールでお届けできます。
「動画生成」の技術を
「洗濯ロボット」に転用?
世の中の注目を集めていた動画生成アプリSoraのサービス提供を終了するとOpenAIが発表しました。
素人がプロンプトを入力するだけでハリウッド映画さながらの動画を完成できるという夢のようなサービスだっただけに、サービス終了を残念がる声がたくさん上がっています。
実はこれはAIの未来を劇的に変えるニュースです。
具体的な予言をひとつ挙げておきます。Soraが終了することで2030年頃にはわたしたちの家庭に「洗濯物をたたんでくれる人型ロボット」がやってきます。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ような話に聞こえるかもしれません。
しかし古典的なことわざよりも「Soraが終了すると洗濯ロボットがやってくる」というのはずっと蓋然性が高い、ほぼ確実な未来予測だという話を3つのステップで解説したいと思います。
ステップ1:なぜSoraはサービスを終了するのか?
ステップ2:動画生成技術をどう技術転用するのか?
ステップ3:OpenAIが投資家に証明しなければならないこと
ステップ2:動画生成技術をどう技術転用するのか?
ステップ3:OpenAIが投資家に証明しなければならないこと
【ステップ1】
なぜSoraはサービスを終了するのか?
Soraのサービス終了理由はやや複雑です。
やめる理由をコンパクトにまとめるとGPUの消費が大きすぎること、ディープフェイクや著作権など規制リスク・訴訟リスクが大きいこと、ディズニーとの提携が頓挫して続ける意味が小さくなったことが挙げられます。
ビジネスとして儲かるとは思えないから早めに撤退を決めたというのが基本筋です。
しかしより本質的には「Soraをやめることで他のことができるようになる」という理由のほうが重要です。







