「長男の隆太郎の受験を終えた直後で、いきなりフル受験モードを盛太郎に当てはめようとしてしまったためでした。大きな反省材料です」(奈津子さん)

 次第に塾と家庭学習のルーティンに慣れてきた盛太郎君。両親はテストの結果が出るたびに、夜な夜な学習計画の見直しについて話し合った。

スケジュールは父母が交代でA4の紙に手書き
6年生時にはかなりハードに…

 毎日のスケジュールは、交代で1週間分をA4の紙に手書きで作成し、盛太郎君に渡していた。

 4年生のときにはトランポリンやピアノなどの習い事、ゲームの時間も取り入れるなど、ある程度余裕があるスケジュールを組んでいた。しかし5年生、6年生と進むに連れ、どんどんハードになっていく。

「6年生では、トイレや風呂の時間すらも勉強に充てたいぐらい、一秒も無駄にできないぞ!という気持ちでやっていました」(恭太郎さん)

 盛太郎君の受験期の1日の典型的なスケジュールは下図の通り。

 例えば朝、学校の前には奈津子さんと一緒に計算や漢字を特訓。食事中には隣で一問一答の問題を読み上げて答えさせることも。塾の送り迎えの車中も利用して、奈津子さんがiPadに録音した暗記項目を聴いた。

 その結果、盛太郎君は順調に実力を養っていく。しかし、試験本番を本格的に意識し始めた秋口に、思わぬスランプが訪れた。