ネパールのトイレ(提供=筆者)
アンビリーバボー。青色の扉の中には、ボットン式のトイレがポツンと設置されていた。トイレットペーパーの姿は見当たらない。トイレの水を流すためのレバーも見当たらない。あるのは水がくまれた「バケツ」だけ……。
「ちょっと待ってくれ。もし仮にここでトイレをしたとして、清水寺から飛び降りる覚悟でバケツの水を使い、お尻をジャバジャバしたとする。その後は当然、手を洗いたいし、洗わなければならない。だけど、おかしいな。洗面台に石けんが見当たらないぞ。うん、これ普通に無理じゃね?」
結局、私はレストランのトイレを使わず、宿泊先のホテルまで我慢することにした。
実はこの手のタイプのトイレは、南アジアや東南アジアなど、アジア圏で頻繁に目撃する。
私はインドネシアのバリ島、バングラデシュのダッカを一人旅したとき、同じようなタイプのトイレに遭遇した。スリランカの列車のトイレには「バケツの代わりにホース」が設置されていたが、紙もレバーもなかったので、とどのつまり仕組みは同じだ。
バングラデシュのトイレ(提供=筆者)
スリランカの列車内のトイレ(提供=筆者)
日本のトイレには便座があって、トイレットペーパーがあって、水を流すためのレバーがある。手を洗うための石けんだって置いてある。
ウォシュレットもそうだ。イギリスやシンガポールでさえ、ウォシュレット付きのトイレなんてめったにお目にかからない(海外旅行中、私のお尻はいつもヒリヒリしている)。
日本人のパスポート保有率は約17%と言われている。よってほとんどの日本人はこうした光景になじみがないかもしれない。







