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「お金持ちになれば幸せになれる」。そんな考え方は、現代では半ば常識のように語られている。しかし、実際のデータを見ると、お金と幸福の関係はそれほど単純ではないようだ。資産額と生活満足度の関係を示した調査を手がかりに、「お金で得られる幸せ」の正体について考えよう。※本稿は、文筆家・個人投資家のヤマザキOKコンピュータ『お金信仰さようなら』(穴書)の一部を抜粋・編集したものです。
お金があれば幸せになれる?
富裕層と貧困層の満足度比較
私たちも未来人として生きていくために、未来に必要なものと不要なものを明確にするべく、現代でまかり通る「当たり前」に意識を向けて、自問自答に挑戦する。
まずは、お金持ちになれば幸せになれるのか。
どうだろう。
「お金はあればあるほど良い」というのは現代において常識のようなもので、目標金額も設定せず、ただ漠然と「お金持ち」になることを望む人も多い。
内閣府が定期的に実施している『満足度・生活の質に関する調査』の「世帯金融資産残高別の総合主観満足度」を見ると、富裕層と貧困層の満足度を比較することができる。
これは、現在の生活にどの程度満足しているかについて、0~10点の11段階で自己評価してもらい、回答者の保有資産別にグループ分けして比較するというもの。
内閣府による調査を参照すると、満足度が最も低いのは資産100万円未満のグループで、5.05ポイントとある。
反対に、最も高かったのは資産1億円以上3億円未満のグループで、6.98ポイントだった(次ページに図示)。







