「フランス車は壊れる」――C3の3大疾病とは?
F:これからちょっと聞きにくいことを伺いますが……。
中:な、なんでしょう……。
F:ご無礼を申し上げますが、シトロエンに限らず、「フランス車は壊れる」という残念なイメージが依然としてあります。シトロエン特有のトラブルはありますか?C3に限らず、「シトロエン3大疾病」みたいなものがあれば教えてください。
と、爆弾質問を投げたところで以下次号。来週をお楽しみに!
(フェルディナント・ヤマグチ)
ステランティスグループと、フランス3ブランドの関係
こんにちは、AD高橋です。
シトロエンも傘下に入っていたグループPSAは、2021年にフィアット・クライスラー・オートモビルズとの経営統合を経て、グループ名がSTELLANTIS(ステランティス)になり、現在に至ります。
1976年にプジョーがシトロエンを傘下に収めて誕生した「PSAプジョー・シトロエン」のロゴ。2021年にフィアット・クライスラーと合併し、現在は14ブランドを擁する世界有数の自動車グループ「ステランティス」となっている(プレスリリースより)
ステランティスグループには、実に14の自動車ブランドがあります。そのうちフランスのブランドは「プジョー」「シトロエン」「DSオートモビル」の3ブランドです。ブランドの立ち位置はそれぞれ次のように整理されています。
■プジョー:スポーティかつ洗練されたイメージ
■DSオートモビル:ハイエンドなプレミアムブランド
DSオートモビルはどこから来たのか
フランス車に馴染みがない人には、DSオートモビルは聞き慣れないかもしれません。もともとはシトロエンのサブブランドとして2009年に誕生し、シトロエンDS 3、シトロエンDS 4、シトロエンDS 5など高級感を打ち出したモデルを発売しました。そして2015年、シトロエンから独立したブランドとしてDSオートモビルが誕生しました。
DSオートモビルがプレミアムブランドの立ち位置を担ったことで、シトロエンは大衆ブランドとしての性格が鮮明になりました。面白いのは、DSが独立するまでは大統領専用車も手がけていたブランドだったことです。
ド・ゴールが選んだシトロエンDS
シャルル・ド・ゴール大統領とシトロエン DS(広報写真)
1959年1月~1969年4月まで在任したシャルル・ド・ゴール大統領の公用車はシトロエンDS(DS19)。ハイドロニューマチックサスペンションを搭載したDSは、発表当日だけで1万2000台以上の注文が入ったことでも知られています。そのDSを選んだド・ゴール大統領は、DSのストレッチリムジンも製作したそうです。







