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4月に入り、多くの組織が新年度を迎えました。新入社員や転職者など新しいメンバーに対して、リーダーはどのようなことに気をつけて接すると良いのでしょうか。(小宮コンサルタンツ代表 小宮一慶)

新しく入ったメンバーに
活躍してもらうには?

 4月に入りました。新入社員や中途採用のメンバーを組織に迎える機会も多いことでしょう。

 この時期に経営者やリーダーが最も意識すべきなのは、新しく組織に入ったメンバーの「入社後の立ち上がり」です。最初の1週間や1カ月をどう過ごしてもらうかで、その人が組織に定着し、本来の力を発揮できるかどうかが大きく変わってきます。

小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 新しく入った人には、まず会社に慣れてもらわなければなりません。そのためには、周囲がその人をよく知ることが大切です。

 私の経営する小宮コンサルタンツは社員16人の会社ですが、新しい人が入ってくると、採用担当者だけでなく、社員全員がその人と個別に30分から1時間ほど話をするようにしています。じっくり話すことで、どのような専門性を持ち、どのような長所や短所があるのかを、実際に接しながら知っていくのです。

 時には、一緒にランチに行くことも有効です。面接の場だけでは十分に話せなかったことも、少しくだけた場であれば自然に見えてくることがあります。そうした機会を持つことで、職場にもなじみやすくなります。

 こうして新しい人を知る努力をする一方、リーダーは組織のことを伝える努力も怠ってはなりません。

 会社の使命であるミッション、将来像であるビジョン、そして組織としての行動規範であるウェイ。採用の段階でも伝えているはずですが、入社後にもう一度共有し直すことが重要です。