「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「ひきだしをせいりしよう」という項目を取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

【盲点】整理整頓が苦手な子どもを叱るまえに知っておいてほしい、たった1つのことPhoto: Adobe Stock

「片付けができない子ども」を叱る前にすべきこと

「最近、子どもにイライラしちゃってさ」

会社の先輩から、こんな話を聞いた。

小学2年生のお子さんが、宿題をしようとしていたときのこと。
引き出しを開けたまま、ずっと手が止まっていた。

「早くやりなさい」と声をかけると、
中をガサガサ探すばかりで、なかなか始めない。

のぞいてみると、引き出しの中はぐちゃぐちゃ。
鉛筆も消しゴムも、どこにあるかわからない状態だった。

思わず先輩は言った。
「なんでこんなに汚いの?ちゃんと片づけなさい」

するとお子さんは、少し黙ってからこう言った。

「……どこに入れたらいいかわかんない」

その一言で、ハッとしたそうだ。

これまでずっと、「だらしないだけ」だと思っていた。でも違った。
その子は、“片づけ方”を知らなかっただけだった。

その後、先輩はお子さんと一緒に100円ショップに行き、
収納用品を買ってきて、一緒に机のなかを整理したそうだ。

その先輩はこのように話していた。

「片付けだって勉強と同じ。基礎から学ばないと、できるはずのこともできないよね」

ひきだしをせいりしよう

小学校入学前後から知っておきたいルールや習慣を93個紹介している本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「ひきだしをせいりしよう」という項目がある。かわいらしい動物のイラストとともに、ひきだしのなかを整理整頓する方法が紹介されている。

①ひきだしの なかの ものは しゅるいごとに わけよう。

②ちいさい ものは ケースにいれよう。

③すぐに つかわないものは ひきだしに しまおう。

④ひきだしの なかを ごちゃごちゃに しないよ。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)

特に「ひきだしのなかは種類ごとにわける」というのは、
かばんや書類の整理をするときにも大切なことである。

「◯◯くんのひきだしを使いやすいようにするにはどうしたらいいかな」
と考えながら親子で整理整頓の基礎を一緒に学べるといいだろう。