パソコン画面を見ながら会話するビジネスマン写真はイメージです Photo:PIXTA

あなたは難しい仕事に直面したとき、上司に助けを求められるだろうか?実は仕事を評価されるかどうかは、「他人に頼れるか」に大きく左右される。真面目な人ほど陥りやすい、自力で頑張ることの罠とは?※本稿は、精神科医の和田秀樹『落ち込まない 考えすぎない気持ちの整理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

優秀な同期2人の
明暗を分けたのは…

 ある大手人気企業に入社したAさんとBさん。2人とも一流大学を卒業して、難関の入社試験を突破。能力的には遜色ありません。しかし、タイプは正反対です。

 同じような仕事でも、Aさんは「すみません、この仕事は私には無理です。ちょっと助けてもらえませんか」と、先輩や上司にヘルプを求めることもしばしばです。

 思うように仕事が進まないときに、上司や先輩から「大丈夫か?」と問われれば「いえ、全然大丈夫じゃないです。なんとかしてください」と答えます。「教えてあげるよ」「困っているなら手伝うよ」と声をかけられたら、これ幸いとばかりに「ありがとうございます。お願いします」と即座に頼ってしまいます。

 一方Bさんは、難しい仕事でもなんとか自分でやり遂げようと、コツコツ地道に努力をします。上司や先輩から「手伝うよ」と言われても「大丈夫です。これは私の仕事ですので」とか「お忙しい先輩に迷惑をかけるわけにはいきません」と夜遅くまで残業することも厭わないタイプです。

 努力型で、人に頼らず、自分で解決しようとする責任感の強いBさんのほうが、上司や先輩たちからの信頼を得て、どんどん成長していけそうです。それに対して、Aさんのように、他人を頼りにする人は、いずれ壁にぶつかって、ドロップアウトしてしまいそうです。