「大安売り」ではかえって売れない?
シニア転職で逆効果となりかねない2点目は、「希望年収を低く抑える」ことだ。
例えば、年収300~450万円の求人に対して「私は年収200万円でいいです」とアピールしても、企業は「安くてありがたい、採用!」とはならない。むしろ、不採用となりやすい。
希望年収が高すぎて不採用となるケースは、他の年代でも珍しくない。が、シニアの場合は低すぎることも不採用になりがちだ。
理由は、企業が採用したい対象から外れてしまうから。想定年収よりも本人の希望が低いということは、仕事のスキルも「想定未満ではないか」と思われてしまう。また、そもそも同一労働同一賃金の観点でも問題がある。
ただし、給与設定が低い職種がある場合や、正社員などのフルタイムでなくパートとして勤務時間を減らせる場合は、低い希望年収でも採用される可能性はあるだろう。
もっとも、最近は70歳前後の人でも正社員やフルタイムの希望者が増え、シニアだからパートが当たり前という雰囲気ではなくなってきている。採用側も、フルタイムの勤務を求める企業が増えている。
年金を受給しているシニアの場合、一定以上の収入があると年金の減額や支給停止が発生することもあって、給料は低くて構わないという人が少なくない。
しかし、低すぎる希望年収は逆効果だ。求人の想定年収の下限値程度を希望するか、最初から自身の希望年収や勤務日数と合う求人に応募することが望ましい。
また、希望職種・希望勤務地の年収相場などもあらかじめ研究しておきたい。当たり前だが、高すぎる希望年収も採用されない。
Photo:PIXTA







