体力・若さのアピールも微妙なワケ

 シニア転職で逆効果となりかねない3点目は、「若さのアピール」だ。

 確かに、求人企業はシニアの体力面・健康面を気にする傾向はある。しかしだからといって、過剰なまでに若さや体力自慢をアピールしても効果がないどころか、かえって疑いを招きかねない。

 実際に、若さアピールに熱心なシニアの応募書類を見ると、職務経歴書はもちろん、履歴書の特技や趣味の欄など使えるところは全部使って、体力や健康など若さをアピールしていて驚かされる。

 趣味は筋トレやマラソン、登山など。特技はそれらで培った、体力と精神力でやりきること。アピールポイントにはスポーツなどの成果や、健康年齢が40代並みなど延々と書かれている。

 もちろん、健康を維持するための習慣自体は素晴らしいし、体力があることは当人の財産といっても過言ではない。

 しかし、それは企業が選考で重視するポイントではない。力仕事であれば、ある程度の体力アピールも有効だ。が、企業の関心はせいぜい持病でやれない業務とか、通院による勤務時間の制限などだ。

 採用時には元気でも、急に体調を崩す可能性は誰でもある。若さや元気のアピールよりも、実務経験など仕事に直結する内容をアピールしたほうが効果的だ。

 以上、やや厳しい目線で3つ紹介したが、シニア転職で逆効果となりかねないことをやってしまう人に共通していることがある。相手の立場に立たず、自己の視点のみで価値をアピールしようとすることだ。

 求人企業がどんな人材を求めているのか、相手の立場で考え、相手が求める情報を応募書類でも面接でもアピールすることができれば、シニアでも採用にグッと近づく。これだけは間違いない。

こりゃ不採用になるわけだ…中高年の転職で履歴書に書いちゃダメな「絶対NGワード」