ところがそういった大人の男性が、ここでは「おじさん」と呼ばれています。「おじさん」とはいったい、どのような存在なのでしょうか。

「おじさん」を漢字で記すと「叔父さん」や「伯父さん」となり、それらは自分の両親の兄弟にあたる人のことを指します。「叔父さん」は両親より年下の弟、「伯父さん」は両親より年上の兄を指しています。自分の両親の兄弟ですから、年齢が両親のように離れているケースが多いでしょう。

 一方で、「おじさん」を「小父さん」と書く場合もあります。これは、年配の男性に対する呼び名ですが、たとえ他人であっても親しみを込めていう言葉として使われてきました。

 ところが現代では、この「おじさん」を、自分が歳を取っているという事実を自虐的に皮肉ったり、他人が歳を取っていることを侮蔑的に指摘したりするためによく使われています。日常会話で頻繁に使われる言葉といえます。

 ちなみに、英語では「叔父さん」や「伯父さん」を指す言葉として「uncle」があります。「uncle」は両親の男の兄弟を指す言葉ですが、両親の年上であるか年下であるかの区別はありません。

 また、映画などで若者が見知らぬ年配男性に、「Hey, old man!」と言うことがありますが、これは年齢を小馬鹿にする日本語の「おじさん」に近い表現といえるでしょう。

一方で「パーカーおじさん」を擁護する声も

 さて、この「おじさん」のなかでもここでは、「パーカー」を着ている「おじさん」が「おかしい」、すなわち問題であると述べられています。

 なぜ、問題なのでしょうか?パーカーはよく若者の服だとみなされます。しかし、若者だけが着ているわけではありません。

 そのため、日ごろからパーカーを愛好している人々が、この発言の存在に気づき、SNSで反応を始めました。特に著名な男性たちが、パーカーについて語り始め、パーカーを着ることの正当性をくりかえし述べたことで、SNS上で大きな話題となりました。