よほど高度なスキルを持っていたり、大手有名企業出身だったりしない限り、転職エージェントは40代の求職者に対してあまり積極的に支援はしてくれません。

「あなたに合う求人が見つかり次第、ご連絡いたします」

 そう言われたあと、実際には求人を探してくれることはなく、そのまま音信不通になって関係が途切れることもあります。

 下手をすると、転職エージェントのウェブサイトから最初の会員登録をした後、一度も面談しないまま翌日「お祈りメール」が届いたり、何の連絡も来ないまま放置されて自然消滅したり、ということもあり得ます。

 つまりは、「御社に支援をお願いしたい」とこちらがわざわざ申し込んでいるのに、あっさりと無視されて転職活動を強制終了させられてしまうということです。

 悲しいですが、こういう状況は往々にして起こります。

 特に、次のような属性の人材は、転職エージェントからは敬遠されがちです。

●製造業や地方公務員など、あまり需要がない仕事の経験しか持っていない
●直近で病気休職や育児休暇など、職歴のブランク期間が6カ月以上ある
●高卒、専門卒や短大卒など、大卒未満の学歴しかない
●派遣社員・契約社員の経歴が長く、正社員としての業務経験が少ない
●社内のジョブローテーションを繰り返しており、担当業務の内容がコロコロ変わっていて専門性が低い
●「フルリモート必須」「最低でも年収900万円以上を希望」など、求める条件があまりにもハイレベルで無謀すぎる
●希望勤務地が「地方の小規模な都市限定」など、条件に当てはまる求人の母数が極端に少なく転職の現実味がない

40代が優先して活用すべき
転職エージェントとは

 人によっては、「自分は業界内で長年の経験を積んできたから、転職は余裕だろう」と考えていたのに、実際に転職活動をしてみたらすべて書類落ちで、一次面接にさえ呼んでもらえなかった……、というケースもあります。

 転職市場における自分自身の「市場価値」を読み違えているということです。