本当に中高年を採用する企業を探すには?

 こうした現状を踏まえて、中高年の求職者はどのように仕事探しを進めたらいいのだろうか? つまり、「若手優先だけど中高年も一応募集している」という求人ではなく、「中高年を求めています!」という求人を、どのように見分ければいいのか。

 判断材料になるのが、社内風景や社内行事の写真だ。実際に中高年が写っているか、写っていればひとりなのか複数か。写真を出していれば、中高年の活躍を前面に出したい企業文化なのかどうかが分かる。

 また、社員に占める中高年の割合を調べるのも重要だ。中途採用者を紹介する「先輩社員の声」などを見て、採用実績を確かめることもできる。

 さらに、求人の「歓迎条件」や「理想の人物像」からも、見極めは可能だ。若手を求める企業では、「社会人経験が少ない方でも歓迎」「社会人としてのスキルが得られます」などの記述が多い。しかし、中高年対象の求人にこうした記述はない。フォローや研修の充実や、挑戦や変化を強調する求人も、若手がメインであることが多い。

 人材紹介会社やハローワークなどの担当者に、求人企業の募集対象をずばり尋ねてみるのも大事だ。答えを全部くれなかったとしても、「こんな人は落選していますね」といった情報をくれるので、そこから本当に中高年向けの求人なのか推測する価値はある。

 最後に手前味噌で恐縮だが、筆者が運営する求人サイトでは、求人企業の利用登録には「50歳以上の求職者がメインで、若手採用を目的としたサービスではない」ことへの理解を必須としている。参考になれば嬉しい。

「中高年歓迎」はウソ?求人のウラ側と採用企業の「エグすぎる本音」とは