【NISA投信グランプリ2026】人気でもダメ!?新NISAで買える“本当にいい投信”だけが残る「3つのルール」とは?

個人投資家目線で「本当にいい投資信託」を選ぶというコンセプトのもと、2023年から始まったZAiの「投信グランプリ」。今年で4回目となる投信グランプリは、新NISAで買える投資信託を対象に最優秀・優秀賞を発表。その「完全な実力主義」による評価の基準について解説しよう。

『ダイヤモンドZAi』2026年6月号の「ダイヤモンドZAi NISA投信グランプリ2026」を基に再編集。

個人投資家の目線で“中立”“公平”に評価!
安心して持ち続けられる実力派の投資信託を選出

ベースの基準はこれ!

 NISAでの投資熱が高まる中、“いい投信”を選ぶ重要性が増している。「ダイヤモンドZAi NISA投信グランプリ」は、成績の数値のみを基にした完全な“実力主義”。知名度や人気とは関係なく、“本当にいい投信”を選定する。

 メインで表彰する分野は投資先別の6部門。細かいジャンル分けは行わない。個人投資家にとってわかりやすい分類であるべきと考えるからだ。対象は、NISAで買える株式型とリート型のアクティブ投信。これらは運用内容と成績の差が大きく、“いい投信”の見極めが重要だ。なお同じ基準で成績評価ができない隔月分配型や、通貨選択型など運用内容が特殊な投信は対象外としている。

 投信の規模(純資産額)は、「10億円以上」が条件。規模が小さすぎる投信は、途中で運用をやめてしまう繰上償還の可能性があるためだ。また販売停止中の投信も受賞候補から除外している。

 そして、「5年」以上の運用実績があることも条件。短期の成績だけでは、投信の真の実力を測れない。成績は「5年」「3年」「1年」の各期間で評価する。さらに、「下がりにくさ」「成績の安定度」も評価。計500点満点で、部門ごとに総合得点が高い投信を「最優秀賞」「優秀賞」として選定した。

選定基準(1):どれだけ上がったか(300点満点)​​
短期・中期・長期で評価! 指数に勝てない投資信託は除外

「5年」「3年」「1年」の各期間の基準価額の上昇率で評価日本株総合部門の最優秀賞「キャッシュフロー経営評価オープン[愛称:選球眼]」は、5年・3年・1年の各期間とも98点台の高得点。合計で300点満点中294.8点と満点に近い得点を獲得した。
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 上記のベースとなる基準にしたがって投資信託を絞り込んだ上で、「3つの基準」の合計点で評価している。

 投資家がいちばん気になるのは、やはり投信の値段が“上がったかどうか”。ZAiのNISA投信グランプリでは、この「上昇力」の評価に重点を置いている。

 昨年まで世界の株式市場は非常に好調で、日本株も海外株も大幅に上昇していた。ここで一つポイントとなるのが、TOPIXなどの“指数に勝っているか”だ。

 基準価額(投信の値段)が上がっていても、指数つまり市場平均を下回っていたら、好成績とはいえない。したがって、5年の成績が各部門の代表的な指数を下回っている投信は、表彰の対象外とした。なお受賞投信のデータでは、成績とともに括弧内に指数の上昇率を示している。

 その上で、「5年」「3年」「1年」の3つの期間の上昇率で評価する(2025年12月末時点)。投信の成績は、なるべく長期で見るのが基本だ。1年だけだと“たまたま良かった”可能性がある。一方で、短期・中期の成績も軽視できない。短期の低迷が続けば、いずれ長期の成績も悪化する。

 そこで、各期間の成績をそれぞれ部門内で順位付けし、100点満点で点数化。100点なら成績トップ、0点なら最下位だ。選定基準1は、その合計点(300点満点)としている。短期・中期・長期のすべてで好成績をあげた投信が高得点となる。

 ちなみに「分配金」を出す投資信託は、出した分配金の分、基準価額が下がる。そのためすべての投資信託を「分配金再投資の基準価額」の騰落率で評価している。