ステップ(1)〈情熱の点火〉
「なんとかしたい!」が行動の源泉に
すべての始まりは、みずきくんの心の中にあった、「イルカが大好き」という純粋で強い情熱でした。しかし、彼は同時に、その大好きなイルカたちが、人間の捨てたゴミによって苦しめられているという事実に「イルカたちがかわいそう……」と、心を痛めていました。
その気持ちは、あまりにも大きな問題の前で、どうすることもできない「無力感」として、彼の心に漂っていました。しかし、この「イルカをなんとかしてあげたい」という強い共感こそが、彼の行動の源泉となる、最も大切な「内発的動機」の核となったのでした。
ステップ(2)〈当事者化〉
自己決定がビジョンをより鮮明にする
そんなみずきくんに、私たちメンターの1人がお子さんの視点を未来へと向けさせる、「どうなったらいい?」「どうなったら最高?」という魔法の問いかけをします。
「イルカを想うみずきくんのその優しい気持ち、本当に素晴らしいね。もし、君のその力で、大好きなイルカたちが暮らす海の世界を最高にできるとしたら、一体、どうなったら最高かな?」
その瞬間、みずきくんの心に漂っていた霧が晴れ、進むべき道がはっきりと見えました。彼は、力強くこう宣言したのです。
「海のゴミをゼロにしたい!僕のメッセージを見たみんなが、ポイ捨てをやめて、大好きなイルカや海の生き物たちが幸せに暮らせるようになるのが最高!」
この瞬間、「イルカがかわいそう」という漠然とした想いは、「自分の発信で、人々の行動を変え、海の生き物を救う」という、鮮明でワクワクするゴール(ビジョン)を持った「プロジェクト」へと変わったのです。この「自分で決めた」という感覚が、彼の挑戦を完全に「自分ごと」へと変えました。
ステップ(3)〈行動化〉
行動しながら、アイデアを進化させる
「最高のゴール」が定まってからのみずきくんの行動力は、目を見張るものでした。しかし、彼が最初に行ったのは、「まず、やってみよう!」という、ごく小さな、しかし非常に重要な一歩でした。







