ソファーに座りゲームをする小学生写真はイメージです Photo:PIXTA

誕生日やクリスマスに欲しかったゲームを手に入れた瞬間、子どもは大喜びする。だが、その熱が長く続かないことに、違和感を覚えたことはないだろうか。ゲームが「欲しい」子どもを、ゲームが「作りたい」子に導くには、親はどうすればいいのか?※本稿は、一般社団法人子供教育創造機構代表理事の森 博樹『子どもの「好き」を「生きる力」に育てる 親子ではじめる10歳からの起業家教育 圧倒的な主体性を育む「5ステップ成長循環メソッド」』(学事出版)の一部を抜粋・編集したものです。

使命感に突き動かされた子は
エネルギーが途切れない

 お子さんが、誕生日やクリスマスにずっと欲しがっていたおもちゃを手に入れて、大喜びする姿。本当に微笑ましい光景ですよね。しかし、あれほど夢中になっていたのに、数日も経つと部屋の隅でほこりをかぶっていた……という経験に、苦笑いされた保護者の方も多いのではないでしょうか。

 これは、お子さんの興味が移ろいやすいから、というだけではありません。実は、人の「やる気」の性質そのものに関わる、とても大切なサインなのです。

 私たち人間には、「自分の『やりたい』『欲しい』を満たしたい」という自然な欲求があります。これは成長の第一歩として非常に重要です。しかし、その欲求は、一度満たされると急速にエネルギーを失ってしまう、いわば「花火のようなやる気」です。一瞬、夜空を明るく照らしますが、その輝きは長続きしません。

 一方で、決して尽きることのない、太陽のように燃え続けるエネルギー源があります。それが、「誰かに貢献したい」「自分の力で誰かを笑顔にしたい」という想いです。