彼はまず、「海のゴミはどこから来るんだろう?」という問いを立て、「その多くは、川から流れてくる」という事実を突き止めます。そして、自分自身の目で確かめるため、キンダリー(編集部注/筆者が運営する小学生向けアフタースクール)の仲間たちと川へフィールドワークに出かけました。
しかし、ただゴミを拾うだけでは、この活動は広がりません。そこで彼は「どうすれば、もっと多くの人に、この問題を知ってもらえるだろう?」と考え、次のアクションへと移ります。そしてゴミ拾いと川遊びを組み合わせた楽しいイベントを企画し、実行しました。これにより、参加者は楽しみながら、川のゴミ問題の深刻さを「自分ごと」として体感することになります。
さらに彼は「ポイ捨てをやめよう」というメッセージを、もっと広く、日常的に伝えるための方法を考えます。そして、オリジナルの「ポイ捨て STOP マグカップ」というアイデアを見事に商品化することを実現させ、オンラインで販売するにまで至ったのです。
注目すべきは、みずきくんのアイデアが、行動するたびに形を変え、力強く進化していった点です。彼の挑戦は、最初から完璧な計画書があったわけではありません。まず「知る(課題発見)」という小さな一歩を踏み出したことで「行動する(イベント企画)」という次のアイデアが生まれました。
そして、そのイベントでの経験が、さらに「創造する(商品開発)」という、より持続可能な価値を生み出すアイデアへと繋がっていったのです。この「まず、やってみて、そこから考えて、また次の一歩を踏み出す」というプロセスこそ、彼のアイデアを社会と繋がる具体的な「価値」へと進化させていった本当の原動力なのです。
ステップ(4)〈リフレクション〉
成功体験と振り返りが次へのエネルギー
みずきくんの挑戦は、ゴミ拾いイベントの成功や、オリジナルマグカップの販売という、数々の素晴らしい「できた!」を生み出しました。しかし、そこで「やって、おしまい」にしないのが、「5ステップ成長循環メソッド」の核心です。







