そして、その気づきを、お子さんの好奇心をさらに刺激する、こんな問いかけに繋げてあげることです。

「それだけ夢中になれるなんて、すごいね!その先には、どんな面白いことが待っているんだろう?」

 この関わりこそが、お子さんの「好き」を「自信」へと変え、次なる挑戦への意欲に火をつける、何よりのきっかけとなるのです。ここでは、8つの知能のそれぞれの特徴と、その強みを活かすための関わり方のヒントを、子どもたちの事例と共に見ていきましょう。

こどもの8つの知能その1
言葉(言葉の表現・言語的知能)

 おしゃべりや読書が好きで、言葉で表現するのが得意なお子さんです。小説家になって、頭の中の豊かな世界を文章やストーリーで表現する力は、まさにこの知能の輝きです。

・関わりのヒント:お子さんが読んでいる本の登場人物について「この後、どうなると思う?」と一緒に物語の続きを想像したり、「もし自分が主人公だったら、どうする?」と問いかけ、その子の言葉を引きだしたり、新聞記者のように、スマートフォンで家族にインタビューさせ、その内容を短い文章にまとめさせてみるのも、情報を編集し、表現する楽しいトレーニングになります。

 お子さんが考えた物語やキャラクターを基に、親子でオリジナルの絵本を作ってみたり、短い動画のシナリオを一緒に考えてみるのも、ひとつの素晴らしい挑戦です。

こどもの8つの知能その2
数・推理(論理・数学的知能)

「どうして?」という質問が多く、物事の仕組みや規則性を考えるのが好きなお子さんです。どうすればもっと面白くなるかを考え、論理的な思考で課題を解決する力を秘めています。

・関わりのヒント:料理をしながら「なぜお肉は焼くと色が変わるんだろう?」「塩を少し入れるだけで、どうして味がこんなに変わるんだろう?」と一緒に科学実験のように楽しんでみたり、家族旅行の計画で、予算(お小遣い)と時間を管理する係に任命したりしてみる。「どのルートで行くのが一番早いかな?」「限られたお小遣いの中で、一番楽しめるプランはどれだろう?」と問いかけ、計画を立てさせてみましょう。

 身の回りの「不便」を解決するための「発明品」のアイデアを、親子で出し合ってみる。「どうすれば、忘れ物をしなくなるかな?」という課題に対し、「どんな仕組みがあれば解決できるか」を、絵や図を使って具体的に考えさせてみるのも面白い挑戦です。