就寝前の数分間、今日1日を振り返り「今日の自分を、一言で表すとしたら、どんな言葉が浮かぶ?」と問いかけてみる。「ワクワクな自分」「ちょっとイライラした自分」「頑張った自分」など、どんな自分も否定せず、ただ「そう感じたんだね」と受け止める対話が、ありのままの自分を認める力を育みます。

こどもの8つの知能その8
自然(博物的知能)

 自然の中から法則を見つけるのが得意なお子さんです。自然への深い探究心が、社会をより良くする大きな力に変わることがあります。

・関わりのヒント:ベランダや庭でミニトマトなどの家庭菜園を始め、「どうすれば、もっと美味しくなるかな?」という問いを立てて、親子で「おいしさ探究プロジェクト」に挑戦してみましょう。水やりの量や、日光の当て方を変えてみるなど、仮説と検証を繰り返すプロセスは、科学的な思考力を育みます。または、いつも散歩する公園や道端にいる生き物や植物を写真に撮り、名前や特徴を調べる「わが町いきもの図鑑」を作ってみる。分類し、記録する中で、観察眼と探究心が磨かれます。

 お子さんが特に興味を持っている生き物について「もし、その生き物がいなくなったら、私たちの暮らしはどうなるんだろう?」と問いかけてみる。1つの生き物の存在が、自然環境全体とどう繋がっているのかを想像するきっかけとなり、社会課題への関心に繋がることがあります。

日常のふとした行動に
子どもの才能が隠れている

 大切なのは、誰もがこれらの知能を組み合わせて持っているということです。この「8つの知能」という考え方は、お子さんを分類するための「ラベル」ではなく、その子だけのユニークな輝きを発見するための「視点」です。

 ぜひ、その愛情深い眼差しに、この『8つの知能』という新しい視点を加えて、お子さんを見つめてみてください。何気ない日常の言動の中にこそ、まだ誰も気づいていない、社会を豊かにするかもしれない素晴らしい才能の芽が、顔を出す瞬間をきっと待っています。