母親に褒められて喜ぶ男の子写真はイメージです Photo:PIXTA

子どもに何度注意しても、同じことを繰り返してしまう。そんな経験はないだろうか。行動を変えるために必要なのは、叱ることではない。子どもの将来を思うあまり、「できて当たり前」と厳しく接してしまいがちだが、日々の関わり方を見直すことで、子どもの行動は少しずつ変わっていく。※本稿は、中学受験ママ力開花アカデミー主宰の井上晴美『中学受験で子どもを壊さない!合格へ導く「5つの約束」』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

子どもの良い行動は
その都度褒め続けよう

 子どもが良い行動をしたときには、すかさずほめることが大切です。

 ほめられた子どもは、再びほめられたいと思って良い行動を繰り返すようになります。そうして、望ましい行動が定着していくのです。

 たとえば、いつもなら親が言わなければ宿題に手をつけようとしなかったのに、今日は何も言わなくてもできたとします。

 そんなとき、親はすかさず、「自分でできたね」「ママはうれしいよ」とほめるといいでしょう。はじめてできた日はもちろん、できるのが当たり前になってきても3回ほどは同じ内容をほめ続けるのがコツです。

 ほとんどの場合、親はそれほど長く同じことをほめ続けることがありません。

 ですが、子どもの習慣はすぐに定着するとは限りません。何度も繰り返しているうちに、ようやく身につくものです。

 だからこそ意識してほしいのは、「もう大丈夫」と思ってもほめ続けること。そうすることで、「これは良い行動なんだ」という意識を定着させることができますし、継続のハードルが下がります。良い行動を無理なく続けられるようになっていくのです。

 この方法はもちろん、勉強以外のシーンでも効果を発揮します。

 あるご家庭では、3人の子どもが玄関の靴を脱ぎ散らかすことに頭を悩ませていました。