車内空間、エアコンで弱点を発見?
車内空間は、多人数が乗るインド市場をターゲットとするだけあって後席にゆとりがあり、最も後ろにスライドさせると4人で座っても広々していた。前席も窮屈ではない。そのぶん割を食っているのは荷室で、居住区を広く使うと明らかに容量不足。全長4.3mを切るショートボディの宿命だろう。
快適性に関しては弱点もあった。オートエアコンの暖房の制御がややヘタクソなことだ。気温と設定温度の差から見て、暖房がかかって当然というシーンで送風口から冷気が盛大に吹き付けるということもしばしば。設定温度をアテにせず、マニュアルエアコンのように暖気が出るまで温度を上げれば済む話ではあるが、顧客満足を考えるともっと洗練させたい。
eビターラの後席。インドでは後席の広さのニーズが非常に高いためか、空間がたっぷりと割り当てられていた。座面が高く取られており、眺望も優れていた。 Photo by K.I.
動力性能は十分に軽やか、羽のよう
動力性能は、高性能BEVのような圧倒的な速力こそないものの、十分に軽やかと言える。AWDは最高出力が135kW(184馬力)もあるので、スロットルを少し深く踏み込めば羽のように軽々と加速させることができる。
FWDも今回のテスト車と同じバッテリー容量61kWhのFWD(前輪駆動)版で128kW(174馬力)、最安の49kWh版でも106kW(144馬力)と十分なパワーを持っており、高性能を求めるのでなければ不満はあまり出ないだろう。
夜間のインテリア。控えめながら各部にアンビエントライトが配置されていた Photo by K.I.
EV用に開発されたタイヤを履いていることもあってか、車内の静粛性は思いのほか高かった。乗り心地も良好 Photo by K.I.







