男子の御三家に関しては元々難しいので大きくは変わってないと思いますが、女子御三家や中堅以上の進学校が段々と難しい思考力型の問題を入れはじめてきました。
さらに5年ほど前からは算数1科目受験がすごく増えてきました。大学の入試改革の余波もあるでしょうし、世の中の動きとして理系重視の流れがあるのも影響していると思います。
一昔前でしたら、桜蔭であってもじっくり考える問題というよりはスピード重視の側面があったものです。2003年入試までは算数と理科を合わせて55分で解かないといけなかったんです。
時間が区分けされていませんから、算数に時間を取られたら理科をやる時間は足りなくなります。完全なるスピード勝負でしたから、ある意味では今より大変だったかもしれません。
2004年からは算数と理科が分かれて、算数だけで50分になりました。開成ほど難しくはないですが、年度によっては男子御三家並みに難しくなりました。これは女子にとって象徴的な話でして、男女ともに思考力を問われる時代になっているということでしょう。
中学受験人気には様々な要因がありますが、中高一貫校の大学合格実績という出口の変化が中学受験熱を加速しているというのはあると思います。
弊塾の場合も9年ほど前から入塾してくる生徒が増えました。大手塾の模試を見ても3年生の11月の問題がすでに難しい。これができたなら、どこでも合格しますよね?という問題が出たりします。
つまり、中学受験も基礎的・標準的な問題を正確にスピード感を持って解くというだけでは通用しなくなっているということなんですね。これは、それなりの難問にしっかりと取り組まないといけないという意味でもあります。
今や難関校では知識を持ったうえで思考させる問題を当たり前のように出題しますが、難関校の少し下のレベルの学校であっても面白い問題が出ます。単純な問題ではなくひねりが効いているので、アイデアを出さないと解けないんですよ。一例を出すなら、淑徳与野のこの問題は面白いです。







