依存対象を「生産的なもの」へシフトする
もう一つ、非常に有効だと考えているアプローチがあります。それは「依存する対象を変える」という方法です。
何かに没頭することで問題を回避しようとする「依存的なパーソナリティ」を、いきなりゼロから直すのは非常に困難です。長年付き合ってきた自分の性質そのものですから、最初から「完全に変えよう」とすると、成果が出る前に心が折れてしまいます。
そこで、自分の性質を活かした上で、依存対象をシフトさせるのがおすすめです。依存しやすい人は、お金やアルコール、あるいは極端なダイエットなど、「消費的・自己破壊的」なものにハマりがちです。これを、仕事やものづくり、スポーツの記録更新といった「生産的・ポジティブ」なものに置き換えてみましょう(もちろん、仕事のやりすぎによるうつ病など、別の問題には注意が必要ですが、自己破壊的な依存に比べれば前向きな選択です)。
強みを活かして自己肯定感を高める
ポジティブなものに依存する最大のメリットは、それによって「自己肯定感が上がる」可能性がある点です。例えば、勉強に没頭(依存)して結果を出せば、それは大きな自信につながります。消費的・非生産的な依存が、時間や健康を奪って自己否定につながるのとは対照的です。
もし、依存しやすい性質が自己否定の悪循環を生んでいるのであれば、その性質をプラスの方向へ向けてみてください。生産的なものに没頭することで成果が出て、周囲からも評価され、さらに自信がつく。そんな良いサイクルを生み出すことができるはずです。
つい何かに依存しやすいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。






