「勉強しているのに結果が出ない」「なかなか英単語を暗記できない」「長文が読めない」「何から手を付ければいいか分からない」――英語学習において、こうした悩みを抱える人は少なくありません。しかし、それは特別な才能がないからではなく、正しい順番とやり方を知らないだけです。“受かるための戦略”を正しく理解すれば、どんな逆境からでも英語力は飛躍的に伸びていきます。
話題の書『9割受かる英語勉強法』の著者、松原一樹さんに今回は、「英単語を10分で300語覚える方法」5つの手順について教えてもらいました。
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英単語を10分で300語覚える方法 5つの手順
前回の連載では「英単語を10分で300語覚える方法」の7つの特徴について解説しました。
今回は、「英単語を10分で300語覚える方法」を具体的に説明していきたいと思います。
次の5つの手順で、「短期間に大量の英単語」をアウトプットできるようにします。
【英単語を10分で300語覚える方法】
◎手順(1)(準備)……知っている単語と、知らない単語の仕分けをする
知らない単語には、レ点(チェックマーク)をつけたり、マーカーで色分けしておきます。
◎手順(2)(準備)……読み方がわからない単語には、読み方を振る
カタカナでかまわないので、読み方を書き込んでおきましょう。この暗記法は「声に出す」ことがポイントです。読み方がわからないと声に出せません。
◎手順(3)……チェックのついている単語を読み上げる
(読むときのコツ)
・「意味」の部分を赤シートなどで隠しながら「単語(発音)→意味」の順で声に出します。
・最初は「ほとんど、意味がわからない」と思うので、その都度、意味を確認します。
・一単語につき、1~2秒で次に進みます。
・チェックのついていない単語(アウトプットできる既知の単語)は読み飛ばします。
・図書館や教室など周囲に人がいる場合は、小声でもかまいません(自分に聞こえることが大切)
(例)
「burden(バードゥン)、意味わからないな。『重荷』か。次」
「jam(ジャム)、これは何だろう? 『渋滞』か。次」
「administration(アドミニストレイション)、『経営』か。次」
一瞬でも意味を覚えたら、次にいきます。
はじめのうちはすぐに忘れてしまうかもしれませんが、忘れても大丈夫です。何度も繰り返すうちに、必ず記憶に定着します。
◎手順(4)……「10分300語」を3回繰り返す
1回(10分)でやめてもかまわないのですが、できれば「3回」、繰り返してください(30分)。
30分を1週間続ければ、300語のうちの「9割」を覚えることができます。
どうしても覚えられない残りの1割は、「単語」と「意味」を紙に書き出してリスト化し、日常的に目を通すようにします(残り1割は、翌週も勉強する)。
◎手順(5)……2週間後にもう一度チェックする
アウトプットできるようになったか、定期的に確認します。
中学レベルの英単語を完璧にするのであれば、参考書は『短文で覚える中学英単語1900(シグマベスト)』(組田幸一郎著 文英堂)がおすすめです。
『短文で覚える中学英単語1900(シグマベスト)』には、入試に必要な1900の英単語・熟語が重要度に応じたレベル表示とともに掲載されています。カタカナで読み方が記されているので、単語力に自信がない人には最適です(みなさんがすでにお持ちの単語帳でも問題ありません)。
「10分で300語」はあくまでも目標基準の時間になりますので、より短く、より多量に学習しても大丈夫です。1冊を「2週間」で終わらせます。
「見出し語」(太字などで見やすくした語)と「派生語」(ある言葉に接頭語や接尾語がついてできた言葉)を一度に覚える必要はありません。まずは「見出し語」を完璧に覚えましょう。



