行き場を無くした気持ちはやがて不適切な形で表に出てこようとします。相手を無視したり、悪口を言ってしまったりです。それは双方にとって良くありません。そうならないためにも、「仲良くしなければ」という心のチャンネルを切って、態度だけ礼儀正しくして自分を守りましょう。

プライベートな秘密に
突っ込まれた際の対策とは?

 中には、ぐっと距離を詰めてくる人もいます。プライベートな秘密に踏み込んでくる人たちです。そういった人たちには「ここまで話せる」ラインを設定しておくことが有効です。たとえば好きなアニメや漫画については話すけれど好きな人については話さない、などを決めておくのです。週末の予定や付き合っている人など、踏み込まれたくない話題について、無難な回答を事前に用意しておくことも効果的です。

 ただ、どういった場合でも「嘘をつく」ことは望ましくありません。嘘は必ずといっていいほどバレるからです。たとえば好きな人や付き合っている人について詮索(せんさく)されたら「恋人は推し(アニメのキャラや歌手など)」と嘘ではない範囲ではぐらかすのは効果的な方法です。遊びたくないのに予定をきかれたときは、嘘をついて予定があるふうに装うのではなく、むしろ「疲れちゃってひとりで休みたいから」「推しを愛でる時間にしたいから」と多少そっけない対応をすることが、のちのちの厄介ごとを防いでくれます。

 たいていの人は、本当は休みたいのにそれを言えずに我慢しています。ただ休みたい、趣味に没頭したい、そうはっきり伝えることで、その姿を見て「あんなふうに言っていいんだ」と安心できる人がいるという二次的な効果もあるかもしれません。

 苦手な相手は、特定の個人であるとは限りません。集団の雰囲気やノリが苦手だという場合もあるでしょう。個人が集団の空気に対処するのはとても大変です。

 もちろん、集団の空気に乗れないとき、みんなが笑っているのに笑えないとき、合わせたくないのに合わせることはできるでしょう。ですが合わないノリに合わせることで、周囲から「そのノリがOKな人」と認識され、誤解され、自分が不利益を被ったり傷つくことがありますので、できればそれは避けたいところです。