つまりこういうことだ。
週に1話描くと決める。
やる時間を決める。
休む時間も決める。
毎週同じ日にアップする。
なーんだ、そんなことか、ってことかもしれないけど、ほんと、言葉にしてしまうと、「そんなことか」だ。でもこれをやるかやらないか、これを積み重ねられるかどうか、それだけがそのあとの人生を大きく分けるのだ。
結果だけ見たら、ネットでバズったマンガが売れてアニメ化されて、ぽんぽんと簡単に進んだだけに見えてしまう。
しかしそこに行き着くまでには、誰にも注目されずに2年間コツコツ描き続けた孤独なひとりきりの時間がある。
大きな成功を収める近道は
「やるかやらないか」
『王様ランキング』の十日草輔さんと『Away』のギンツ・ジルバロディス監督、共通していることは誰にも頼らずに、ひとりきりでコツコツと築き上げたということだ。
やる気にも頼らずに、「毎日決まった時間作品をつくる」と決めてひたすら孤独の中でつくり続けた。
『君の名は。』で一躍ヒットメーカーになった新海誠監督のデビュー作『ほしのこえ』も自宅で自分のMacを使って、ひとりでつくったアニメだった。
『JUNK HEAD』という独学でほぼひとりで7年かけてつくられた堀貴秀監督によるストップモーションアニメの傑作映画もそうだ。
仲間が集められなくても、スタッフや資金を集めるのが難しくても、ひとりでコツコツ積み上げていくっていうことは、時間さえつくれば誰にだってできる。
『Away』のギンツ・ジルバロディス監督がひとりでつくることを決めたのは、若くて経験もない自分が長編アニメをつくるにはひとりでやるしか選択肢がなかったからだと言っている。
映画制作に使ったツールは、誰でも買えるMacBook、1台だけ。やる気さえあれば、自宅でたったひとりでパソコン1台で長編アニメをつくれるのだ。
マンガだって、パソコン1台、もしくは紙とペンがあれば誰でも描ける。
『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!続ける思考』(井上新八、ディスカヴァー・トゥエンティワン
絵が描けないなら文章を書くのをコツコツ続ければいいし、マインクラフトで大きな城をつくるのだって、なんだっていい。
ひとりでコツコツ積み上げられるものは無限にある。
要はやるかやらないかだけだ。
そして近道なんてどこにもなくて、コツコツやり続けた先にしか道は拓けないのだ。
逆に言えば、コツコツやることを続けるだけで、何か大きなことが起こせるかもしれないってことでもある。
なんとも希望のある話だとは思わないか。
「コツコツやり続けた先にしか道は拓けない」







