羽鳥慎一アナ Photo:SANKEI
女優の岸恵子が卒業
1学年下にいた草笛光子
横浜駅西口から徒歩10分の横浜市西区にある。前身は、神奈川県で最初にできた公立高等女学校だ。
知名度が高い卒業生は、女優の岸恵子(1932年8月生まれ)だ。昭和20年代の終わりにかけて映画『君の名は』3部作が大ヒットし、絶大な人気を博した。フランス人の映画監督と結婚して(その後離婚)パリに居を構え、フランスと日本を往復しながら『雪国』『細雪』など多くの映画やテレビに出演した。
文才もあり、エッセーや小説を物にしている。横浜平沼高校では演劇と舞踊の2つのサークルに所属し、詩や小説もよく書いていたという。「中学三年から高校一年にかけての春休みに書いた、綴方の域を出ない、キザで稚拙で歯の浮くようにみっともない小説」(『私の人生ア・ラ・カルト』から)と自嘲しているが、94年には日本エッセイスト・クラブ賞を受賞している。2017年には菊池寛賞を受賞した。
24年には『91歳5カ月』の著書を出版し、「今を一生懸命に生きる」と繰り返し強調している。最新の姿を表紙に掲載していることも、話題となった。
舞踊サークルで岸の1学年下にいたのが草笛光子(33年10月生まれ)だ。在学中の16歳、試しに受けた60倍の難関・松竹音楽舞踊学校に合格、周囲に猛反対されたが高校を中退し、芸能界に飛び込んだ。今もなお、舞台・映画・テレビドラマなどで幅広く活躍している。24年には文化功労者に選定された。
日本ミュージカル界の草分け的存在で、ブロードウェー発「ラ・マンチャの男」や「シカゴ」の日本初演にも参加した。作家の佐藤愛子(旧制甲南高等女学校・現甲南女子高校)がつづったエッセー集『九十歳。何がめでたい』の映画化(24年公開)でも好演する(実年齢は91歳)など草笛は、映像の分野でも現役として活動している。







