表紙がモノクロのだまし絵のようになっていて、「カッコいい!こんなに表紙からおしゃれな本には、何が書いてあるのだろう」と気になったんです。
カバーの印象だけで買ったので、中身に何が書かれているのかは未知数。一応入門書ですから比較的数式は少なめとはいえ、最大値を求める際に微分を用いるなど、読み解くには高校数学一般の知識が必須。正直、微積分にすら触れていない当時の僕には、相当厳しい難易度でした。
本の内容は難解……
それでも惹かれた理由
本を開いて最初の話題からして意味不明。当然わからないので眠くなりますが、それでも気合を入れながら読み進めました。大半は理解できない中で、たまにコラム的な話も混ざっており、ここだけはちょっと理解できたんですね。基本的に理解できず刺激のない中で、たとえわずかでも「わかる」を体験できた喜びのショックは大きかった。その「面白い!」だけを頼りに読み進めていました。
当初はVTuberの雑談から入ったゲーム理論でしたが、本を読んでいくうちにそれ自体の魅力に惹かれていきました。数式まみれの部分は理解不能。でも、細かい計算はできなくても「何を言いたいのか」はざっくりわかるんです。
そもそもゲーム理論とは「戦略的状況」と呼ばれる相互作用と意思決定を考える学問のこと。「囚人のジレンマ」が有名ですね。社会には様々な変数があって複雑怪奇な状況ですが、それらを論理や数学で解き明かしていくことが、なんだかカッコよく感じたんです。「いつか、自分でもゲーム理論を研究してみたい」と考えるようになりました。
そこで、色々大学を調べてみたところ、日本で1番その分野に強そうなのが、東京大学だった。小島武仁先生や、松島斉先生など、様々な先生がいらっしゃいます。それぞれの先生で、専門にされている領域が微妙に異なりますが、いまは推薦生だけに許された早期履修制度を利用して、「社会的共通資本」に関するゼミに所属させてもらい、勉強しています。
東大に行きたい!となっても、相手は日本トップクラスの難関大学。入る方法は一般と推薦の2つがあり、ほとんどの人は一般受験を選びます。







