PS5イメージ写真はイメージです Photo:PIXTA

東大推薦入試と聞くと、特別な実績や明確な目標を持った「エリート」だけの挑戦だと思われがちだ。しかし実際には、偶然の出会いから興味を深め、そこから進路を切り開いたケースもあるという。意外な入り口から始まった合格への軌跡をたどる。※本稿は、東大生集団の東大カルペ・ディエム(編)『東大推薦 合格の秘訣 Vol.01 2026』(笠間書院)内、合格者体験談の一部を抜粋・編集したものです。

没頭できるテーマとの
運命的な出会い

黒岩春人 くろいわはると

高校1年時、VTuberの話からゲーム理論に興味を持ち入門書を手に取った黒岩さん。数式だらけで最初は理解が困難だったが、どんどん夢中になっていき、東大の先生のもとで勉強することを夢見るように。長崎の離島から東大に合格するためにとった戦略は「推薦受験」でした。

●出身地:長崎県
●出身校:長崎県立対馬高校
●入学年度:2024年度
●合格学部:経済学部
●共通テストの点数:761点
●前期後期併願:東大一般入試
●研究テーマ:ゲーム理論
●将来の進路や夢:経済学の研究者

 高校1年生の春に、追いかけていたあるVTuberのプロフィールを見ていた時のことでした。

 その方が大学で何を学んだか話す中で「ゲーム理論」という言葉が出てきました。応援していた配信者が学んでいた謎めいた学問。すぐに興味がわいてきてAmazonで調べました。すると、渡辺隆裕先生の『ゼミナールゲーム理論入門』(日本経済新聞出版)が出てきて、中古で即購入。岡田章先生の『ゲーム理論・入門』(有斐閣)なども有名ですが、渡辺先生の本を手に取った特別な理由はありませんでした。