向いていなくても
ブレずに続ける意味
向いてなくてもいいから、好きだ。っていうことで、とにかく出るということだけ考えてやり続けていく。
歌舞伎役者(十代目 松本幸四郎) 市川染五郎
歌舞伎役者(十代目 松本幸四郎) 市川染五郎
市川 いる意味ないんじゃないかって思った時はありましたけど、それで歌舞伎自体が嫌いになるわけではなくて、たぶん好きだから出る悩みではないかっていうふうに思って。
岡田の蓄積
松本さんは、尊敬する先輩であり、役者として眩しく映る存在。
自分のスタイルと芸の道をしっかりと貫く姿勢に憧れを感じています。
向いてないと思ったことも度々あると話されていましたが、それでも貫き続ける。自分が立ち戻るべき場所、自分ができる芸とは何かを見つめ続ける軸のぶれなさ。
作品に呼ばれれば出るけれども、磨くべきは歌舞伎の中にある。その核の強さが魅力的です。やれることを突き進むというあり方に、表現者としての誠実さを感じました。
伝統を背負いながら、自分の道を見つめ続ける責任の重さを教わった気がします。
努力は報われなくても
前に進めば道は開く
その道の先に何があったら面白いかっていうことも、できるできないは別にして考えておく。
北山創造研究所代表 北山孝雄
北山創造研究所代表 北山孝雄
北山 1つの施設を考える時に、500メートルのつながってる道も考えておく。考えておけば、次々にそういうことを考えている人間だということで、仕事が来るんじゃないの?と。
岡田の蓄積
努力をしたら報われるという考え方について、これまで多くのゲストの方々が語ってくださいました。北山さんが教えてくださったのは、報われることはあまりないけれど、少し前に進むことはできる。そして、そこからきっかけが生まれ、何か違うことに縁がつながるかもしれない、ということ。
報われるという感覚ではなく、前に進んだ先にちょっとしたヒントが転がっているかもしれない。この現実的な視点こそ、成熟した姿勢だと感じます。
結果への執着を手放し、過程そのものに価値を見出す、そんな洗練された仕事への向き合い方を学びました。







