No.1ホストのイメージ戦略と同じ
――……どういうことでしょうか?
戸田:おそらく彼の意図はこういうことだと思います。
彼は早く帰ることで、自らを「いつでも出会える平凡なもの」から、「限られた短い時間しか出会えない貴重なもの」に変えたのです。あっというまに水平線に沈んでしまう夕日のように。
これは、勉強にも応用できると思います。
No.1ホストの彼がやっていたのは、要するにイメージ戦略です。自分を貴重なものにして、そこへの熱を高めるという。
勉強もこれと同じで、机に向かう時間を限られたものにする、という戦略は有効です。その限られた時間はすごく集中していて、充実感に満ちている。しかし「もう少しやりたい」ところで、その日は終わりにしてしまう。すると、「机に向かう」ことが貴重な時間だというイメージが残り、次の日に「早くやりたい」と思う。
バカげて聞こえるかもしれませんが、実際にこういう戦略で勉強がうまくいっている人は、本当にいます。
――いつもギリギリまで粘ろうとする私と、真逆の考え方だと思いました。
戸田:マジメな方ほど「苦しくてもがんばろう」と考える傾向にあると思います。
ですがものすごい長期戦である勉強において、「机に向かうことへのイメージ」というものは本当に重要です。
おすすめなのは、最初から終わりの時間を決めておくことです。時間が来たら強制的に切り上げるほうが、結果的には長続きするし、集中力も上がります。
勉強しようと思っているのに、いつも取りかかるのに時間がかかると感じている人は、ぜひ試してみてほしいです。こういった方法はまだまだあるので、参考になればうれしいです。
(この記事は、『脱スマホ術 ──「何もせず1日が終わった」がなくなる』の著者・戸田大介氏への取材をもとに構成しました)








