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700組の夫婦の15分間の会話をビデオ撮影し、10年後に、各夫婦を追跡調査した。すると、離婚の予測は94%の精度で当たっていたという。米ワシントン大学の心理学者が行ったこの調査、いったい会話中のどんな言葉をカウントしていたのだろうか?※本稿は、ジャッキー・スタブロスとシェリ・トレス著、佐々木寛子訳『チームは未来志向の対話でうまくいく』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)一部を抜粋・編集したものです。
ポジティブな感情を生む
会話をできているか?
「価値ある会話」には、活気と創造性、そしてポジティブな感情が伴うものだ。
ポジティブ心理学の研究では、「ポジティブな感情と、個人の業務や協業の能力には相関がある」と示されている。
1990年代後半、当時はまだ新分野だったポジティブ心理学で先駆的な研究を行ったバーバラ・フレドリクソンは、ポジティブな感情によって、高次の思考、創造性、共感、協力、回復力、つながりが可能になることを実証した。
以降、20年間にわたって、フレドリクソンの研究では、ポジティブであること(前向きな態度や楽観的な姿勢を実践すること)のメリットが強調されている。ポジティブな感情が生まれるような考え方や態度、行動をすれば、思考の幅が広がり、創造性も高まる。
ここで言うポジティブな感情とは、喜びや幸福だけではない。興味、好奇心、希望、感謝、優しさ、嬉しい驚き、自信、熱意、満足感、インスピレーション、畏敬の念、愛など、さまざまな前向きな感情を、フレドリクソンはポジティブな感情として挙げている。







