利用者の目が届くかどうかが
意外と大事なのかもしれない

 次にやるべきこともイメージがついてくると一緒に作業するパートさんにも「これ、やっておきます」と作業の先読み提案できるようになり、パートさんから「やるじゃん」的なアイコンタクトをいただけて激アツでした。

 利用者の方々も食器返却の際にほがらかに「ごちそうさまでした。おいしかったです」「Thank You」などと声をかけてくださるのも、うれしいポイントでした。

 そういえば、某大手通信企業の社員食堂は食器を返却する利用者の方々と僕ら洗い場の間に仕切りがあり、目を合わせてコミュニケーションを取ることができない形になっていたことを思い出しました。利用者の目が届かないこともあって洗い場が殺伐とした空気となり、パワハラ的な行為が横行していたんだろうな、などと妙に納得してしまいました。

 パートさんとの連携もいい感じに取れるようになってきた頃、「水分補給にこれ、どうぞ」とパートさんがジュースを差し入れしてくれました。水分補給をすすめてくださることはよくありますが、ジュースがいただけることはあまりないので非常にうれしかったです。よく冷えたジュースを飲むとパートさんの優しさが沁みわたり、「残り時間も頑張ろう!」という気持ちがわいてきました。

 ピークタイムが終わり、流れてくる食器の量も減ったので落ち着いた感じで作業を進めていると、社員食堂の営業終了の時間となりました。

 食器が全て片付いたので、厨房内の清掃作業に入ります。食器を流していたベルトコンベアーや作業台などの厨房機器をゴシゴシ洗ってきれいにした後、グリストラップ清掃のお手伝いなども行って終業時間となりました。

 これまでに働いた社員食堂はどこも忙しすぎてパワハラされたり、ろくに業務説明もされずに放置されたりと嫌な思いをすることばかりだったのですが、今回の社員食堂は一緒に働いた方も利用者の方も皆さん素敵な方ばかりでとても働きやすかったです。

 やっぱり外資系企業ということもあってコンプライアンスも世界基準だったりするんでしょうか……。忙しくて疲れはしましたが、「こんな天国みたいな社員食堂もあるんだな」とちょっとだけ社員食堂の仕事に対する認識が改まったスキマバイトでした。

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