「これらを使いこなせれば、MBAで学習する課題の8割以上に対応できる」
そう謳うのが、書籍『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』(ダイヤモンド社)だ。この本は、国内で圧倒的なシェアを占める日本No.1のビジネススクールであるグロービスが、授業やコンサルティングの現場で定番となっている「有名フレームワークTop100」を厳選し、使いやすさを重視して図解したビジネス書である。
ビジネスの定石であり先人の貴重な知恵であるフレームワークを使いこなせれば、それだけでビジネスパーソンの生産性は何倍にも上がるという。
この記事では、そんな同書から一部を抜粋・編集し、あらゆるビジネスパーソンにとって強力な武器となるフレームワークの重要性について紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社・上村晃大)
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仕事が遅い人は「すべてを完璧に」こなそうとする
ビジネスの現場において、仕事が遅く成果が出ない人は、「100の手間をかけて100%の精度」を目指してしまいます。重要度の低い作業にまで均等に時間をかけてしまい、結果として最も重要な決断やアクションが遅れてしまうのです。
一方で、圧倒的に仕事が速く成果を出す人は、すべての問題に同じだけ時間をかけるようなことはしません。彼らは、問題の核心を見極め、「どこに集中すれば最大の結果が得られるか」を瞬時に判断し、優先順位をつけて処理しているのです。
ベスト1:重要度を可視化し、スピードを優先する「パレート分析」
『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』では、物事の優先順位をつけ、スピード感を持って成果を出すためのツールとして「パレート分析」と「80-20の法則」が紹介されています。
その基本的な考え方とビジネスでの活用法について、次のように解説されています。
図表1 パレート分析
――『グロービスMBAキーワード フレームワークBEST100』(55ページ)
「ざっくりでいいのでスピーディに」最速の決断を下す
優秀なビジネスパーソンは、この「80―20の法則」を日々の意思決定に組み込んでいます。「少数の原因が結果の多くに影響を与える」という法則を理解し、パレート分析を用いてその「重要な要素」を特定します。
そして、完璧さを求めて足踏みするのではなく、「Quick and Dirty(ざっくりでいいのでスピーディに)」の姿勢で素早く検証を済ませ、次のアクションへと移っていくのです。
すべてを完璧にこなそうとする思考を手放し、「どこに力を注ぐべきか」を見極める。このフレームワークを使いこなすことで、仕事のスピードと成果を飛躍的に高めていきましょう。
(本稿は、『フレームワークBEST100』の内容をもとに構成したオリジナル記事です




