定年後に株を始め、1億円を築いた普通の元サラリーマン。退職金を減らす人が多い中、なぜ彼は着実に資産を増やせたのでしょうか? その理由は、特別な銘柄選びでも高度な分析手法でもなく、自身の過去に刻まれた「強烈な原体験」にありました。現在92歳の現役投資家が明かす、相場の波を乗り越え資産を育てるための「ブレない投資軸」の作り方に迫ります。
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【定年後から1億円】
普通のサラリーマンを株式投資の成功へ導いた
「強烈な原動力」とは?
老後資金への不安から、定年退職後に株式投資を始める人が増えています。しかし、退職金という大切な資金を元手に着実に資産を増やせる人と、相場の波に飲まれて資金を減らしてしまう人の違いはどこにあるのでしょうか?
そのヒントは、投資手法や銘柄選びのテクニック以前の「マインドセット」に隠されているのかもしれません。定年退職後から本格的に株式投資を始め、1億円の資産を築き上げたある元サラリーマンの独白から、個人投資家が持つべき「投資の芯」について解説します。
成功を支えたのは「過去の原体験」
株式投資には、緻密な分析や情報収集が不可欠ですが、それ以上に重要なのが「市場に居続けるためのメンタル」です。現在92歳の現役投資家・小林良次(リョウジ)さんが、株式投資に真剣に向き合い、見事に成功を収めた背景には、強烈な原体験がありました。
私は、明日の米にも困るほど貧しい青春期を過ごしたごく普通のサラリーマンだった。定年まで真面目に勤め上げたが、骨身に染みた「ひもじさ」と「惨めさ」は消えなかった。
――『「株ノート」で60歳から1億円』より
――『「株ノート」で60歳から1億円』より
多くの人は、「老後の足しになれば」「少しでもお金が増えれば」といった漠然とした理由で投資をスタートします。しかし、そうした軽い気持ちでは、株価が急落した際や思い通りに利益が出ない時に、恐怖や焦りから冷静な判断を見失いがちです。
リョウジさんの場合、心に深く刻まれた過去の苦しい経験が、投資に対する真剣度を桁違いに高めていました。



