3. 「今日」という1日を無駄にしている

「将来のために」と未来のことばかりを考えすぎて、今をすべて「準備期間」にしてしまっていませんか? もちろん、将来のために勉強したり努力したりすることは素晴らしいことです。しかし、「将来のために、今日が辛く苦しい日になっても構わない」と思い込んでしまうと、人生はずっと辛いままになってしまいます。

明日が必ず来るとは限りませんし、我慢した結果が必ず報われるとも限りません。もし思い通りにいかなかったとき、「今までの時間は何だったんだ」と不幸を感じてしまいます。

今日という1日は、今日だけのものです。頑張る時間を作るのは良いことですが、毎日を楽しんではいけないわけではありません。受験勉強中であっても、勉強の合間に一息ついたり、友達とお茶をして話したりして、「今日も素敵な1日だったな」と思える瞬間を作ることが大切です。

「何かのために今日を塗りつぶす」のではなく、嫌なことも含めて今日という日を楽しむ発想を持ちましょう。

4. 嫌なことばかり考えている

後悔や他人との比較など、ネガティブなことばかり考えていると、その時間自体がネガティブなものになり、非常にもったいないです。

嫌なことをいくら考えても、ポジティブな結果にはつながりません。ネガティブになるだけですから、本来は考えないほうが良いのです。それでも「どうしても考えてしまう」という方は、あえてポジティブな行動をするように意識してみてください。

例えば、美味しいものを食べる、遊びに行く、好きな人と話すなど、楽しいことに時間を使うのです。楽しいことを考えたり実行したりすることに1時間使えば、その分、嫌なことを考える時間を1時間減らすことができます。

人生の時間は限られています。ゲームの陣取りのように、「自分の人生を楽しい色で塗り替えていく」という意識を持って生きていきましょう。

5. 優先順位を明確にしていない

自分にとって「何がやりたいのか」「何が大事なのか」という優先順位を明確にしていない人も、不幸になりがちです。ここが曖昧だと、目の前の些末なことに追われ、不要なトラブルを抱えたり、余計なところに労力を費やしたりして、状況がぐちゃぐちゃになってしまいます。

その結果、一向に自分が本当にやりたいことができないばかりか、自分の行動が目的と正反対になってしまうことすらあります。自分が何のために行動しているのかをある程度明確にし、そこに向かって突き進んでいかないと、フラフラしたまま何も得られず、楽しくない状態に陥ってしまいます。

もし優先順位をつけるのが難しければ、まずは「自分にとって一番大事なもの」を1つだけ覚えておいてください。そして、その一番大事なもののために「今、これは必要か、不要か」という基準で決断していくと良いでしょう。優先順位を持たないままでいると、やはり幸せには近づけません。

まとめ:頑張っているのに幸せになれない人の特徴

いかがでしたでしょうか。今回は「頑張っているのに幸せになれない人の特徴」として、以下の5つをお話ししました。

1. 目先のことに囚われすぎている
2. 他人と比較する癖がある
3. 「今日」という1日を無駄にしている
4. 嫌なことばかり考えている
5. 優先順位を明確にしていない

もし当てはまるものがあれば、お伝えしたアドバイスを参考に、もう一度ご自身の行動や考え方を見直してみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。