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「あの件は○○さんに聞かないとわからない」「その業務はあの人しか知らない」といわれるような人が職場にいることがあります。業務を囲い込んでしまって、自分を通さなければ仕事が進まないようにしている、ある意味ズル賢い人です。しかしその戦略には恐ろしい〈3つの代償〉が伴います。人事・採用コンサルタントが詳しく解説します。(人材研究所ディレクター 安藤 健、構成/ライター 奥田由意)
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ここは私のテリトリー
誰にも譲りたくない
どんな組織にも、たいていひとりは「あの件だけは〇〇さんに聞かないとわからない」という状況を意図的に作り出している人がいるものです。
そのような人の中には業務の標準化を求めても、「忙しい」「自分しか知らないことがある」と拒み続ける人もいます。本人は替えのきかない存在でいようとしているのかもしれませんが、それは組織への貢献というより、自己保身のための聖域づくりです。
その人は生存戦略として、自分の聖域を作り上げています。自分にしかできない仕事を作っておけば、会社は自分を切り捨てられないと思い、そのポジションを守り続けることで、今の立場が保たれると信じているのです。短期的な視点では、確かにそう見えます。
しかし、長期的に見ると、その行為は結局本人の首を絞めることになります。自分を守るために取っているはずの行動が、じわじわと、確実に、自分のキャリアの可能性を狭めているのです。今回は、この戦略が招く3つの恐ろしい末路について解説します。







