もちろん、習い事も体験学習も悪いことではありません。しかし、子どもたちがパツパツのスケジュールをこなすだけになっているようであれば考え直す必要があります。ゆったりと過ごす余地がないと、子どもの自らやりたいことをつかみ取る力が育たなくなってしまいます。
もっと言うと、子どもの学びは家の中で十分にできます。だからこそ、本記事ではそのおうち時間をさらに豊かなものとするために、「家事」にフォーカスを当てて書きました。
実は、親が「足し算しなければならない」という価値観で生きていると、子どもにもその思考が伝播します。子どもも自分を追い込むほどに、足し算をしていかないと不安を抱く性質になってしまうのです。
でも、そんなことは望んでいないですよね?だからこそ、大事なのは引き算を実行することです。
引き算思考になることは、努力の方向性を変えるという意味です。
「お母さん(お父さん)が家事をすべてやりきる」という努力の方向性だったものを、家族を巻き込んで、タスクを引き算していきます。これによって、子どもの地頭が鍛えられ、どんどんと力を伸ばしていくことができます。
加えて、中学受験では料理や洗濯など子どもたちの身近な生活から問題が作成されることも増えてきました。つまり、教科学力にもつながる力を耕していくことができるのが家事なのです。
また、テクノロジーの進歩やアウトソーシング(家事代行など)も活用し、全体的な負荷削減も進めていきましょう。
生活に余白がないのは
物理的に?精神的に?
多くの人が「余白がない」と言いますが、その種類には2つのパターンがあると私は考えています。
1つ目は、物理的に時間がないこと。家事・育児・仕事の一極集中により、時間がなくなっているのです。
日本は労働時間が長く、休みも少ない。かつ家庭のことは家庭内で対応していかなければいけないという見方が根強くあります。特に、女性に負荷が集中しがちであると、社会全体を見渡して私は思っています。







