日経平均株価は7万円も視野か
「個人向け国債」は選択肢になる?

 最後に株価に目をやると、日経平均はここ数日は下落気味とはいえ、7万円も視野に入りそうだ。新NISAで全世界株式型ファンド(通称・オルカン)などを積み立て投資中という人も多いだろう。NISAにお金を投じ過ぎて生活が苦しくなる「NISA貧乏」も問題になっている。そうした中で、定期預金の意義とは何か?

 改めて考えると、一時的であっても元本割れが嫌な人や、1~3年後にはその資金を使う予定がある人は、定期預金が選択肢のひとつになる。ただし、インフレが進みながら金利も上がっていくと想定されるので、固定金利型の定期預金だけで資産を固めてしまうのはベターとはいえない。

 元本割れは嫌だが金利上昇の恩恵も受けたい人は、個人向け国債の変動10年も候補に入れていいだろう。変動10年とは、半年ごとに率を見直すタイプで、26年6月募集の利率は年1.74%。過去の推移を見ると、5月の募集時は1.67%、4月は1.55%、3月は1.40%だったので毎月上がってきている。発行後1年経過すると中途換金ができる※ので、1年物定期の感覚で使うのもいいだろう。※中途換金の場合、直前2回分の各利子相当額×0.79685が差し引かれる

 個人が資産を守るには、(1)金融商品の性質の違いを理解する(2)どれくらいの額を何の目的で貯めたい・増やしたいのか(3)用途と時期に合わせたパッケージを熟考する――こうしたフローが大切だ。

 最近は、安易に生成AIなどにお金の相談をする人も増えているようだが、最終的には自分で調べて納得してから選択してほしい。

※本記事で記した金利は全て税引前、6月10日時点

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