広尾学園小石川には教育学の専門家
松尾氏が抜けた広尾学園小石川中学校・高等学校(文京区)の新校長には山地弘起氏が就いた。独立行政法人大学入試センター名誉教授で顧問。東京大学法学部卒業後、同大学院教育研究科で教育心理学を修め、シカゴ心理学専門職大学院で身体心理学を学び、おもに大学教育や高大接続の改善に関する実践研究に従事してきた。学年定員120人で、本科とインターナショナルコースの生徒数が約1:2、日常的に日英両語が飛び交い、外国人教員も21名を数える同校の印象を山地新校長は、「両科の職員室がほぼ隣り同士で常時情報交換をしているため、学校全体に家庭的な雰囲気が醸し出されています」と語る。東大元副学長で、広尾学園中学校・高等学校の南風原朝和校長とは旧知の仲である。
教頭兼広報室長から昇格したのが女子聖学院中学校高等学校(北区)の塚原隆行氏。14年に就任した同校OGで英語科教員だった田部井道子氏の後は、16年からの山口博氏、男子校である聖学院の事務局長も務めた前校長の安藤守氏と三代続けての男性校長となった。山口氏は、学校法人聖学院の院長・キリスト教センター所長で、東京池袋教会の主任牧師も務める。
東京家政大学附属女子中学校・高等学校(板橋区)は、長らく中学教頭を務めた荒籾(あらもみ)和成氏が中高の校長に昇格した。前任者は、統括責任者兼高校校長が東京家政大学教授の大澤力氏、中学校長は社会科教員で公立中学校の校長経験のある賞雅技子(たかまさあやこ)氏だった。創立145周年を迎えた学園の、系列大学と同じ緑豊かなキャンパスでは、毎朝昇降口に立ち、生徒一人一人と挨拶を交わす荒籾新校長の姿を見ることができるだろう。ここ数年、学校改革が進む。高校では25年から2つのコース制を導入、中学でもクラス名をAdvanced(特進)とStandard(進学)に変更し、入試でもこの区分で募集が行われるようになった。25年から制服もリニューアル、2種類のオプションスカートも採用されている。
江戸川女子中学校・高等学校(江戸川区)は、20年前に学校法人江戸川学園理事長となった木内英仁(ひでと)氏が、40年の長きにわたり江戸川女子で教鞭をとり19年に就任していた菊池今次氏から引き継いで、校長を兼ねることになった。早稲田大学法学部、慶応義塾大学大学院で公法学を学んだ法学者でもある木内氏は、05~19年にも校長を兼ねており、10年からの4年間は江戸川学園取手中・高等学校の校長にも就いていた。江戸川女子では、21年中学に国際コースを開設、25年高校の英語科を国際英語科に名称変更している。
26年に開校した羽田国際中学校(大田区)の校長に、19年から羽田国際高等学校校長を務める簡野裕一郎氏が就いた。早稲田大学教育学部卒の国語科教員で、蒲田女子高等学校から現校名に変更した24年に就任した学校法人簡野学園理事長との兼務となる。学園には、羽田幼児教育専門学校と付属の保育園や保育室、幼稚園も併設されている。







