人間の脳は、ぼーっとしているときにデフォルトモードネットワークと呼ばれる神経回路を活性化させており、このときに脳を発達、成長させています。子どもはぼーっとする時間がなければ、うまく脳を発達、成長させられないのです。とくに小学校低学年くらいまでの子どもは、いかにぼーっとするかが勝負と言ってもいいくらいです。
同書より転載 拡大画像表示
大人にとっても、ぼーっとする時間は大切です。新しいアイデア、ひらめきはデフォルトモードネットワークが活性化しているときに生まれます。お風呂でぼーっとしているときにアイデアがひらめいたといった経験がある人は多いのではないでしょうか。実はこれは前頭葉の高度な機能の1つです。今の子どもたちは忙しすぎて、このクリエイティブな脳を育てることができていません。
「ぼーっ」が大事とは言っても、「はい、今から10分間ぼーっとする時間ね」と設定するのも難しいと思います。ですから、子どもがぼーっとしているときに邪魔をしないことが大事です。親御さんは、スケジュールを詰め込んでぼーっとする時間を削らないよう意識してほしいと思います。
カードゲームやボードゲームで
子どもの特性を観察しよう
幼少期に子どもを観察して特性を把握するのはとても大切なことです。親子で違う特性を持っているのに、親が自分と同じだと思い込んでいるとうまくいかないことが多くなります。
たとえば、絵から視覚的に情報を得るのが得意な子どもに、親が文字情報が得意だからといって「図鑑ばかり見ていないで本を読みなさい」と言うのは理にかなっていません。
まずはその子の好きなもの、特性に合うものを見きわめて、ふんだんに与えることが脳育てにつながります。子どもの特性に合わないものは、少しずつ様子を見ながら与えていきます。観察によって作戦を立てるのです。







