写真はイメージです Photo:PIXTA
新しい分野に挑戦したばかりのとき、「自分には才能がないのでは」と不安になる人は多い。そんな成果が見えない時期を、どのように耐え抜いたらいいのだろうか。長期戦で差がつく人の思考法を、経営思想家が解説する。※本稿は、経営思想家のドリー・クラーク『ロングゲーム 自分を取り戻す人生戦略』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
計画がうまくいかないときは
どうしたらいいのか
一夜にして成功することはない。それは誰もが知っている。とはいえ、簡単に割り切れるわけでもない。ほかの人が自分よりも早く成功するのを見ると、すぐに自信がなくなってしまう。成功までの道のりには挫折も障害もあると頭ではわかっていても(現に『ハリー・ポッター』も12の出版社に断られている)、当事者になるとうろたえてしまうのだ。
私もそうだった。私は子どものころから成績優秀で、大学時代は教授を憧れのまなざしで見ていた。本を読んで、思索して、思想を語り合うのが仕事だなんて、なんてうらやましいのだろう!
私はハーバード大学神学部の修士課程に入学した。このまま博士課程まで、ずっと優秀な学生でいられると思っていた。しかし、そうはならなかった。受験した博士課程がすべて不合格だったのだ。薄い封筒の最後の一通が届くと、私は途方に暮れた。
プランBはなかった。まさか必要になるとは思っていなかったからだ。
現在、私はデューク大学とコロンビア大学のビジネススクールで教えている。またアメリカ以外でも、ほぼすべての大陸の一流ビジネススクールで教鞭を執ったことがある。







