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高収入や出世のチャンスがあっても、あえて断る人がいる。なぜ彼らは、一見「損な選択」をすることに決めたのだろうか。経営思想家が、“成功”に振り回されず自ら選んだ幸せを手に入れる人の共通点を解説する。※本稿は、経営思想家のドリー・クラーク『ロングゲーム 自分を取り戻す人生戦略』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
「自分の北極星」を
明確にする
テリー・ライスは経験豊かなデジタルマーケターだ。フェイスブックやアドビといった名だたる企業で働いてきた。「コンサルティングの仕事を始めたばかりのころ、あるクライアントから月に2万ドルで雇いたいと言われたことがある」と、彼は私に話してくれた。
新人のコンサルタントにとっては、まさに夢のような仕事だ。
だが、彼にとっては、そうではなかったようだ。その仕事に就くには、「毎日ブルックリンからロングアイランドまで通勤する必要がある」と彼は言う。道路状態にもよるが、通勤に数時間はかかるだろう。
「自分の会社を始めた一番の理由は、家族との時間を増やすためだ。でもこのチャンスをつかむと、娘とほとんど会えなくなってしまう。そもそもオファーされた仕事内容には、それほど魅力を感じていなかった。それに時間的制約を考えると、その仕事と並行して本当にやりたい仕事にも取り組むのも厳しくなる」
そこでテリーが行ったことを、私たちもお手本にしなければならない。







