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過去、子どもがいじめられているのにすぐ気づけませんでした。同じ家で暮らし、会話もしていたはずなのに――。慌ただしく余裕がないと、子どもと同じ空間にいても、親の意識は次の家事や仕事に向きがち。だからこそ、家の中に「子どもの変化に気づける接点」をつくることが大切です。間取りを大きく変えられない家庭でも、過ごし方がガラリと変わる「秘策」を紹介します。(一級建築士/模様替えアドバイザー 志鎌のり子)
子どものいじめに気づけない親が
意外と見落としていること
子どものいじめは、学校の中だけで起きている問題のように思われがちです。けれど、親が最初に異変に気づくきっかけは、家の中に現れる小さな変化であることも少なくありません。
朝、学校へ行く前の表情。帰宅後のランドセルの置き方。夕食の食べ方。トイレや浴室にこもる時間。寝る前の声のトーン――。こうした変化は、すべて住まいの中に現れます。
【家の中に現れる子どもの小さなサイン】筆者がAIを使って作成
ただし、同じ家で暮らしていれば必ず子どもの異変に気づけるわけでもありません。親子の距離が心理的にも物理的にも遠すぎると、子どもの本音は見えにくくなります。
一方で、距離が近ければいいというわけでもありません。子どものプライバシーを侵してまで見守ろうとすれば、それは「監視」になってしまいます。
大切なのは、子どもがひとりで心を整えられ、なおかつ親が小さな変化に気づける「ちょうどよい距離」を、家の中につくることです。
同じ家にいるのに
子どもの異変に気づけない理由
実は、子を持つ母親である筆者自身も、子どもがいじめられているのにすぐ気づけなかった経験があります。子どもが小学3年生のころ、夏休み明けに「学校に行きたくない」と夫に話したことで、ようやく状況がわかりました。
同じ家で暮らしていたのに、会話もしていたはずなのに――。ショックでした。







