いずれにせよ、2人は別れを選ぶ。どうしようもなかった。傷つき、疲れたあなたは、それでもいつかもっと素敵な恋に巡り会えると自分に言い聞かせる。いつの日にか。
しかし実は、あなたが今過ごしてきた日々こそが素敵なのだ。負けたように思えるかもしれないが、実は輝かしい大勝利なのだ。天からの贈り物のような勝利。万歳!
実はあなたは、今の人生に勝っている。こんな人生なんて望んでないと思っても勝っている。
皮肉にも愛されないことを
自ら証明してしまっている
失敗に終わった関係を、私が勝利と呼ぶのはなぜか。
1人のほうが気楽でいいから、なんて言うつもりはない。あなたは特別なひとひらの雪で、「いつかそのときが来たら」ぴったりの相手が現れるよ、なんて請け合うつもりもない。あなたは何も悪くないとか、問題があったのは相手のほうだといった自己肯定的な言葉をかけるつもりもない。私もあなたも、そんなのは単なるごまかしだとわかっている。
そうじゃない。失敗した関係に勝った、と私が言ったのは、あなたが最初に立てた目標をしっかり達成したからだ。
「あっちがだらしないからだ!関係をダメにしたのは向こうだ!」と言いたい人もいるだろう。しかし、そもそもその相手を選んだのがあなたの無意識だったとしたら?同じ寸劇を何度も何度も繰り返すのに最適の相手を選んだのだとしたら?
要するに、実はあなたは、自分を一生愛してくれる相手なんて現れないということを証明するために、その人に恋したのだとしたら?つらかった子ども時代や、過去のひどい恋愛への無意識的な反応として、その人に惹かれたのだとしたら?無意識の奥深くに埋め込まれたパターンをなぞるように、実はあなた自身がわざと関係を失敗へ導いていたのだとしたら?
ありもしない問題に敏感になったのはあなただ。ほんの小さな問題を取り上げてイライラしたり、感情を爆発させたりしたのはあなただ。そうやってあなたは、恋は悲しい終わりを迎えるのが道理なんだという自分の考えを証明した。「勝ちっぱなし」と言ったのはこういう戦いを指している。







